2004年9月25日(土)「しんぶん赤旗」
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日本共産党国会議員団災害対策部会長の高橋千鶴子衆院議員は、二十四日放映のCSテレビ・日本文化チャンネル桜の「政党は主張する」に出演しました。高橋議員は、多発した災害の現場にかけつけ、被災者の要望の実現に全力を尽くしてきました。高橋議員は、被害の実態と対策、政治の責任と日本共産党国会議員団の活動などについて語りました。聞き手は「しんぶん赤旗」社会部の栗田敏夫副部長。
高橋議員は、七月の新潟・福島・福井豪雨災害いらい、台風15―18号の被害など九州から北海道まで広い範囲でつめあとを残した自然災害現場のパネル写真や被災者の声を紹介。日本共産党がただちに対策本部を設置し、住民とともに救援に全力をあげてきたことを説明しました。
一万三千世帯を超える住宅が床上浸水した新潟・福島・福井豪雨災害では、三月に改定した災害被災者生活再建支援法の初めての適用ケースとなりました。
高橋議員は、八月三日の衆院本会議で志位和夫委員長が「災害から国民の命を守り、被災者の生活と営業を復興すること――これは政治の力でできることであり、国の重大な責任である」とのべた代表質問を紹介。日本共産党国会議員団がこの立場から、被災地と連携したとりくみと政府交渉、国会質問で「同法適用の枠を広げさせることができた」とのべました。
災害救助法の家屋の応急修理、農業被害の応急仮工事などの被災者支援で、現行法のもとでの政府の災害対策を前進させてきたことも紹介し、「被災者の切実な要望と、現地と連携したとりくみが大きな力となって、政治を動かしてきたことを実感した」と語りました。
収穫前のリンゴが落ちるなど大きな農業被害をもたらした今度の台風18号でも、被災者のくらしと生活支援に全力をあげる決意を表明しました。
高橋議員は、来年は阪神・淡路大震災から十周年で、噴火災害で全島避難している三宅島の住民が帰島する年になることにふれ、災害被災者の生活を立て直すことと今後の災害対策の重要性を強調しました。