2004年9月9日(木)「しんぶん赤旗」
衆参両院議長の諮問機関である国会議員互助年金調査会(座長・中島忠能前人事院総裁)が八日、東京都内で開かれ、同年金制度の見直しについて現職衆院議員の各党代表から意見を聴取しました。
日本共産党から穀田恵二国対委員長が陳述しました。穀田氏は、党国会議員団が今年三月発表している、同制度の「抜本改革提案」などを資料として提出。同年金が、もともと国民の税金を使わない互助制度として発足しながら、現在国庫負担が七割におよぶ特権的な制度になっており、これが国民の国会不信を招いていると指摘しました。そのうえで国庫負担を廃止し、互助制度の本旨に立ちかえり年金などの支出は議員の納付金の範囲内にすることを基本に改革するよう提案しました。