2004年9月8日(水)「しんぶん赤旗」
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プロ野球の近鉄・オリックス合併の承認が焦点になるオーナー会議を前に七日、東京・千代田区の日比谷野外音楽堂に応援用のメガホンを手に各チームのユニホームを着た千二百人を超えるプロ野球ファンがオーナーにファンの声を聞くことを求めて集会を開きました。
「野球を愛するファンの決起集会」と題した集会には、合併問題をきっかけに生まれたさまざまなファン団体と労組日本プロ野球選手会(古田敦也会長)が共催し、元選手やジャーナリストらも参加。集会では▽選手会を全面的に支持▽球団数の減少に反対▽1リーグ制移行に反対する―ことを確認しました。
選手会の松原徹事務局長は「みなさんのおかげで決意できました。それに選手は応えていきます」と決意を述べました。ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは「プロ野球が経営者の言うままにされてたまるかという何十万のファンの声でプロ野球の“革命”をおこそう。そんなことはさせないと声を上げて団結して粉砕しましょう」と訴えました。
集会では参加者も次々と発言。阪神ファンの男性は「ストをやる日も球場にいってファンの思いを伝えるなど選手を孤独にしないようにしよう」と呼びかけました。
集会には超党派の国会議員も参加し、日本共産党の穀田恵二衆院議員と小林みえこ参院議員も紹介されました。