2004年9月6日(月)「しんぶん赤旗」
|
【北京=小寺松雄】第三回アジア政党国際会議の閉幕式に先立ち、参加代表による「平和祈念署名式」が五日午前、北京の天壇公園で開かれました。これは今回の第三回会議ではじめておこなわれることになった式典です。
会議の事務局長である中国共産党対外連絡部(中連部)の王家瑞部長のあいさつのあと、タイ愛国党副議長のスラキアット外相が「アジアの指導者が人類の平和を追求し、麗しい未来をめざしともに努力していこう」と訴えました。
五穀豊穣(ほうじょう)を祈る場であった天壇祈年殿前には幅二メートル、長さ十数メートルの水色の布が広げられます。その中央部には、会議に参加した三十五カ国の国名がアルファベット順に並んでいます。
参加者への署名呼びかけに応じ、日本共産党代表団の不破哲三議長、緒方靖夫国際局長が日本の国名に近い部分に署名しました。広い布はみるみる各国の文字で埋められていきました。
歴史的な今回の会議を記念するために、主催者はこの署名は「永遠に保存される」と表明しました。