2004年9月4日(土)「しんぶん赤旗」
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賃金50%カット・一時金ゼロに続き、賃金30%カットと自宅待機・一時帰休という新たな攻撃とたたかう全日本検数協会闘争の早期解決をめざし、全日検神戸支部労組支援連絡会は三日、神戸市中央区の勤労会館で「激励と連帯のつどい」を開き、約三百五十人が参加しました。
たたかいを記録したビデオの上映に続き、畦布和隆・兵庫労連議長が「労働者と家族の暮らしを守るため、自主解決にむけて全力を尽くしたい」とあいさつしました。
白子雅人弁護士と森岡時男・支援共闘事務局長が経過報告。賃金50%カットを断罪した二〇〇二年八月の神戸地裁判決を全日検協会がまともに履行せず、事実上整理解雇に等しい新たな施策を強行。このため、労働者は〇三年五月に再び裁判闘争に立ち上がった経過をのべ、「たたかいは最後の追いこみにかかっている。心を一つにして、一日も早い勝利を勝ち取ろう」と訴えました。
一時帰休を強いられている大田原一行さんは「給料は二十万減り、手元にくるのは五、六万。娘が結婚しましたが、式も披露宴もできませんでした」と悔し涙をにじませ、組合員の谷口利之さんは「理不尽な攻撃をはね返し、安心して働ける職場にしたい」と力強く決意表明し、大きな拍手に包まれました。
日本共産党の段野太一神戸市議ら三人が連帯のあいさつをしました。