2004年9月3日(金)「しんぶん赤旗」
|
プロ野球「大阪近鉄バファローズ」の存続を願う有志らで組織する「大阪の未来を考える会」が二日、大阪市内で球団合併に反対する決起集会を開き、地元の青年会議所メンバーや近鉄ファンをはじめ、国会議員、近鉄選手を含む約千人が参加しました。
選手が入場すると、会場からは「がんばれ」と声援がとび、礒部公一・近鉄選手会長に、応援団らが集めた約七十万人分の合併反対署名が手渡されました。
ファンを代表して手渡した「近鉄・オリックスのチーム存続を訴える会」代表の新熊康助さん(26)は「全国の野球ファンが集めてくれました。十二球団存続のために活用してください」と語り、礒部選手会長は「この皆さんの声を、上の人に聞いてもらえるようにがんばりたい」とこたえました。
同会は五日、大阪市内でデモ行進を行います。
日本共産党の小林美恵子参院議員も駆けつけ、「ファンや選手を無視したやり方は許せない。プロ野球発展のために、ともにがんばりましょう」とあいさつしました。