2004年8月30日(月)「しんぶん赤旗」
【アテネ五輪取材団】第二十八回夏季五輪・アテネ大会第十六日は二十八日、陸上の男子四百メートルリレーで日本(土江寛裕、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治)は38秒49で四位に入りました。英国が米国を抑え、九十二年ぶりに金メダルを獲得。同千六百メートルリレーでも日本(山口有希、小坂田淳、伊藤友広、佐藤光浩)が3分0秒99で四位に入る健闘。米国が六連覇を果たしました。
男子五千メートルは、ヒシャム・エルゲルージ選手(モロッコ)が制し、千五百メートルと合わせて二冠を獲得しました。一九二四年パリ大会での伝説の名ランナー、パーボ・ヌルミ選手(フィンランド)以来、八十年ぶりの快挙です。
レスリング男子フリースタイル55キロ級では田南部力選手が銅メダルを獲得。同60キロ級でも井上謙二選手がウクライナのフェドルイシン選手に延長の末、判定勝ちし、銅メダルを手にしました。
バレーボールの女子では、中国がロシアを逆転で下し、二十年ぶりの優勝を果たしました。
大会は二十九日午後九時十五分(日本時間三十日午前三時十五分)から五輪スタジアムで閉会式が行われ、十七日間にわたった熱戦に幕を下ろします。