日本共産党

2004年8月28日(土)「しんぶん赤旗」

近鉄、オリックス合併凍結を

選手会が仮処分申請


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 プロ野球近鉄とオリックスの球団合併を一年間凍結するよう主張している労組日本プロ野球選手会(会長・古田敦也ヤクルト捕手)が二十七日、合併の差し止めなどを求める仮処分を東京地裁に申し立てました。

 申し立ては、「近鉄とオリックスの合併およびそれに関する労働条件について、野球協約で定める特別委員会を開き、その議決を経ない限り審議議決してはならない」などとし、「大量の解雇を伴う合併がなぜ不可避なのか、根拠が不明。回避する努力のない合併は違法である」などと理由を説明しています。

 球団合併は三十日の実行委員会を経て九月八日の臨時オーナー会議で承認される可能性があり、申し立てに対する地裁の判断は来週中に下される見通し。ストライキ権を確立している同選手会は実行委、地裁の判断を待ち、九月六日に予定する役員会でその後の活動方針を決める考えです。

 同選手会の松原徹事務局長は「構造的な問題を解決する前に合併を押し進めるのはいかがなものか。アイデアを出しながら最後まで闘う」などと話しました。



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