2004年8月27日(金)「しんぶん赤旗」
諫早湾干拓事業差し止めの仮処分決定にたいして、「よみがえれ有明訴訟」弁護団の一人、仁比聡平参院議員は次のように語っています。
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諫早湾干拓事業という利権のうずが有明海を死の海に変え、有明海異変が深刻化するなかで、沿岸漁業者の自殺が相次いでいます。
裁判官は、この漁民たちの訴えを真正面から受けとめ、農水省を断罪する歴史的な決定を下しました。
私たちはこの決定を受止めて、裁判の行く末や本訴の結論を待つのではなく、ただちに諫早湾干拓事業を中止し、水門を開放し、有明海再生の道をしっかりと歩んでいく、その道に転換していくために、農水省や長崎県政を大きく変えていかなければなりません。
弁護団の一人として、そのたたかいに力を尽くすとともに、国会で、政府・農水省を変えるたたかいに全力をあげる決意です。