2004年8月21日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の神田米造国際局次長と田中靖宏「しんぶん赤旗」外信部長は二十日、都内のベネズエラ大使館にカルロス・ビベロ・ガルシア大使を訪問し、十五日の国民投票で信任されたウゴ・チャべス・フリアス大統領にたいする不破哲三議長と志位和夫委員長からのお祝いのあいさつ(全文は別項)を伝え、同大統領に伝達するよう要請しました。
ビベロ大使は、これに感謝して、このメッセージをチャベス大統領に伝えますと語りました。また、今回の国民投票は投票率がこれまでになく高く70%をこえたこと、従来投票に参加してこなかった国民、青年が多く参加したことは大変重要であったとのべ、その意義を強調しました。
ウゴ・チャべス・フリアス大統領へ
今回の国民投票において、ウゴ・チャべス・フリアス大統領が大差で信任されたことは、私たちにとっても、たいへん喜ばしいニュースでした。投票は、「歴史の逆戻りを許さない」というベネズエラ国民の強い意思を示しました。
私たちは、今年の一月、カルロス・ビベロ・ガルシア大使を通じていただいたあなたの演説集『ベネズエラ革命』を読み、国の独立と庶民の幸福をめざすあなたがたのたたかいの熱い息吹を本当に実感する思いをしたものでした。今回の勝利は、そこに描かれた石油クーデターとのたたかいの勝利に続いて、ベネズエラの変革の事業が新たに得た素晴らしい勝利であり、心からのお祝いを申し上げます。
一九九八年に開始されたベネズエラの自主的な国づくりが、今後も、国民の支持のもと、あらゆる妨害や困難をのりこえて成功をおさめられることを強く願って、私たちの熱い連帯のあいさつとするものです。
二〇〇四年八月二十日
日本共産党中央委員会議長
不破哲三
幹部会委員長
志位和夫