2004年8月20日(金)「しんぶん赤旗」
【北京=菊池敏也】中国共産党中央対外連絡部(中連部)の蔡武副部長は十九日、北京市内で記者会見し、九月三日から三日間の日程で開かれる第三回アジア政党会議の準備状況を紹介し、十八日までの時点で、三十五カ国の八十三政党の代表が出席すると発表しました。
北京飯店を会場に開かれる第三回アジア政党会議は、「交流、協力、発展」の主題のもと、「地域安全保障と多国間協力」「経済成長と社会進歩」「党建設と国家の発展」の三議題をめぐり、アジア諸国の政党代表が意見交換をおこないます。
蔡副部長は、今回の会議の特徴として、参加政党が増えるとともに、三十あまりの政党が指導部を派遣するなど、出席者のレベルも上がっていると紹介。会議の主題(「交流、協力、発展」)も「アジアの地域協力の促進という流れに、より適応したものになっている」と語りました。また、アジア各国の政党が「国際関係の民主化とアジア地域の平和・安定・発展・共同繁栄のために貢献し努力することが、アジア政党会議を開く最も主要な目的」と強調しました。
蔡氏は、日本から日本共産党を含む五つの政党の代表が出席することを明らかにし、両国関係の「健全で安定した発展に好ましい役割を果たすに違いない」と期待を表明しました。
同氏は、アジア政党会議の招待基準にふれ、「合法的な全国政党」が慣例になっていると指摘し、香港特別行政区および台湾の政党は招待していないとのべました。
第三回アジア政党会議には、日本共産党から不破哲三議長と緒方靖夫国際局長・参議院議員が出席します。