2004年8月16日(月)「しんぶん赤旗」
小泉内閣の、亀井善之農水相、中川昭一経済産業相、小野清子国家公安委員長、小池百合子環境相の四閣僚は十五日午前、東京都内の靖国神社を参拝しました。元日に参拝した小泉首相はこの日は参拝しませんでした。
亀井、小池両氏は個別に参拝し、中川、小野両氏は「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の集団参拝に参加しました。
閣僚の靖国神社参拝は憲法の定める政教分離原則に抵触するものです。また、戦前には侵略戦争推進の精神的支柱となり、戦後もA級戦犯を祭神として合祀(ごうし)する同神社に参拝することは、侵略戦争を美化するものであり憲法の平和原則ともあいいれません。
小泉内閣ではこのほか、金子一義行革担当相と河村建夫文部科学相がそれぞれ十四日までに参拝を済ませています。竹中平蔵金融・経済財政担当相は十六日以降に参拝するとしています。