2004年8月14日(土)「しんぶん赤旗」
囲碁の第二十九期新人王戦(「しんぶん赤旗」主催)の準決勝二局が十二、十三の両日おこなわれ、関西棋院の坂井秀至(ひでゆき)六段(31)と日本棋院の溝上知親七段(27)が決勝に進出しました。決勝三番勝負第一局は九月十五日、東京で行われます。
準決勝で、坂井六段は鈴木嘉倫六段を、溝上七段は潘善h六段をそれぞれ破りました。
関西棋院の棋士が決勝に進出し東西対決となったのは、昨年の藤井秀哉五段につづき二年連続です。
坂井六段は、アマチュア碁界で長く活躍した後、二〇〇一年に飛び付き五段でプロ入りしました。医師免許を持ちながら、囲碁の道を選んだことで話題になった異色の棋士です。
溝上七段は、山下敬吾九段をはじめ、いまプロ囲碁界で大活躍の若手を輩出している緑星囲碁学園(菊池康郎氏主宰)出身。棋聖戦、名人戦両リーグ入りの実績のある実力者です。