2004年7月22日(木)「しんぶん赤旗」
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記念講演にたった志位委員長はまず、選挙戦での議席の後退について「党の国政の責任者として、責任を痛く感じています」と表明するとともに、猛暑のなか奮闘した支持者、後援会員、党員の奮闘に心からの感謝をのべました。
参院選で党が訴えた内容が国民の利益にかなったものであることを強調。この訴えが、「二大政党」の流れのなかで選挙での前進に実を結ぶにいたらなかった複雑で難しい選挙戦の条件を解明しました。同時に、「選挙結果を、客観的な困難から『やむをえなかった』とする立場にたつものではありません」とのべ、主体的なとりくみの問題点を党中央の自己検討もふくめて明らかにし、今後に生かす決意をのべました。
「二大政党」に対抗する今後のとりくみとして(1)消費税増税と憲法九条改定に反対し平和・暮らしを守るたたかい(2)新しい綱領と「日本改革」の方針を、多くの国民に広げる(3)情勢をみずからの力で切り開くために草の根の力を大きくする―に「本腰を入れ、日常不断に系統的にとりくむ」とのべました。
最後に、八十二年の党史を貫く「科学の力」「不屈の力」を強調。「激動の情勢に正面からたちむかい、力の限りがんばりぬきたい」と決意をのべました。