2004年7月22日(木)「しんぶん赤旗」
|
日本共産党創立八十二周年の記念講演会が二十一日夜、東京・千代田区の日比谷公会堂で開かれました。猛暑の中、「元気になるために来ました。憲法改悪や消費税増税を許さないために、がんばらないといけない」という女子学生(21)など多数の参加者が詰めかけ、定席は満席に。ロビーや屋外に設置されたモニターでも多くの人々が視聴するなど二千四百人が参加しました。志位和夫委員長は「参議院選挙の結果と今後の国政の課題」をテーマに、不破哲三議長は「新しい綱領の意義、政治の現段階の特徴」と題し記念講演。「日本共産党の不屈性を発揮し、国民中心の新しい政治の流れを起こそう」との訴えや党を語る日常不断の運動の呼びかけに、参加者は大きな拍手でこたえました。市田忠義書記局長が司会を務めました。講演会の模様はCS衛星通信で全国各地の会場にも中継され、多くの党員、後援会員、支持者らが視聴しました。
これに先立ち、講演会では、市田氏をはじめ参院選で当選した小池晃、大門実紀史、仁比聡平の各議員が紹介され、初当選した仁比氏があいさつ。続いて東京・狛江市の矢野裕市長、兵庫・福崎町の嶋田正義町長、同・出石町の奥村忠俊町長の三人の日本共産党員首長があいさつし、党員首長である滋賀・びわ町の橋本健町長のメッセージも紹介されました。
「常に困難に立ち向かってきた党の歴史を聞いてぐっときた」と話すのは練馬区から来た満川知代さん(27)=派遣労働者=。「参院選で初めて友達に自分の立場を訴えました。率直な意見や疑問も言ってくれて、理解し合えることもあった。草の根の運動と世界を見る大きな視点で頑張りたい」と語っていました。