日本共産党

2004年7月7日(水)「しんぶん赤旗」

保険料流用やめサービス改善を

志位委員長 社保庁「改革」で指摘


 志位和夫委員長は仙台市内での記者会見で、社会保険庁長官に民間人を起用したことについて問われ、「中身を改革せず、看板だけかえてすむ問題ではない。選挙目当てで人事をかえただけではすまない」と批判しました。

 志位氏は、一九九八年の「財政構造改革特別措置法」で、それまで一般会計の事務費から出ていた長官の交際費や職員住宅の建設費、公用車の購入費用まで年金保険料から流用できる仕掛けをつくり、七年間で六千億円を流用したことを批判。そのときの厚相が小泉首相であり、六年間の特例法を一年延長したのも小泉首相だと指摘し、テレビ討論会で志位氏に追及され、首相も困って答えられなくなったことを紹介しました。

 社会保険庁の改革をいうなら二つあるとして、第一に、保険料の目的外流用をきっぱりやめることを強調。第二に、国民向けサービスを抜本的に充実することが必要だとして、「社会保険庁に行くと長蛇の列というのは、まともなサービスではない」とのべ、スウェーデンのように年金の情報を年一回、国民に提供するなどの改革をおこなうのは当たり前だと指摘しました。


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