2004年7月6日(火)「しんぶん赤旗」
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小泉自・公政権下で、雇用の不安定化が加速しています。政権発足(二〇〇一年四月)後の三年間に、雇用者に占める非正社員の割合が27・2%(〇一年二月)から31・5%(〇四年一月―三月平均)へと4・3ポイント増え、およそ三人に一人が非正社員になりました(総務省「労働力調査」)。
正社員数では、〇一年二月に三千六百四十万人だったものが、三年後の〇四年(一月―三月平均)には三千三百八十万人と、二百六十万人も減少しました。一方、同期間の非正社員数は、千三百六十万人から千五百五十五万人へと、百九十五万人増加しました。
一九九七年から二〇〇二年までの五年間でみると、正社員数が四百万人減少する一方、非正社員数は三百七十万人増えています(総務省の「〇二年就業構造基本調査」)。小泉政権は、不安定雇用の拡大をさらに助長していることが分かります。