2004年7月4日(日)「しんぶん赤旗」
聖教新聞をめくるとドギツイ見出しが飛び込みます。他人を「犬畜生」「ヘビ」「どぶ鼠」とこき下ろす、会長、理事長、部長ら幹部の座談会。現在は「正義と勝利の座談会第2部」。政教一体・組織ぐるみの参院選作戦指南です。
◯…三日付には突然、埼玉県の幹部が座談会に加わり、「首都圏は一つ埼玉が旭日の大前進」。一頁の大半を使った日本共産党攻撃です。埼玉がヤバイ、テコ入れだ、当面共産党をけ散らせとばかり、そのポイントを指南しています。共産党は児童手当法には賛成したけれど予算案には反対した。だから児童手当には反対だ。「共産党は悪質なデマ宣伝が多すぎるな!」。そしてヒトラーの政敵攻撃の用語と手法そのままに「ハイエナ」「人格的に欠陥」と繰り返す。
◯…予算に反対すればなんでも反対だという論理を公明党・創価学会はよく使います。案ずることはない。だとすれば、公明党は戦争政策も軍拡も、暮らし破壊やリストラ推進も賛成だ。なぜなら「予算に賛成」だから。そして何より「年金百年安心」という大うそつきの実証済みだから。
◯…地域活動家向けとされるこの座談会。日常会話や論法で、そのまま使える語り口にしているのが特徴です。それにしても、こんな悪口・雑言がよくつづくものです。この団体の体質なのでしょうか。だとすれば、手土産を持参したり、笑顔やもみ手で「票」を頼みにくるあの人も、内輪ではこんな悪口を言い合っているのでしょうか。(虎)