2004年7月4日(日)「しんぶん赤旗」
「飲食店も応援してまっせ」――三日、京都市の四条河原町で、木屋町や祇園、先斗町の飲食店の経営者らが街頭演説。着物姿のスナックのママさんらがマイクを握り、「私たちの生き残りをかけた選挙です。ぜひ日本共産党」と訴え、週末の繁華街の注目を集めました。
「今度の選挙という選挙は、居ても立ってもおられんようになりまして」と切り出した、すし屋の大将、高橋完治さんは初めての街頭演説。
「お父さんの仕事や給料を削って数字が上がっても、国民の懐が豊かにならない以上、日本の景気は回復しません」と“怒り爆発”の訴え。「私たちが自民党の政治に反撃する方法が一つだけあります。あきらめず、共産党に」と力を込めました。
宣伝に盛んな拍手を送っていた中京区の山内康子さんは、営業していたスナックを六月いっぱいで閉めました。「小泉さんになってから、ほんまにドーンと売り上げが落ち込んだ。年金やリストラの心配でお客さんにパワーがなくなれば、私たちもダメになる。また消費税を上げるって? 今まで何に使われたか、私らは知ってんねんで。絶対にだまされへん。今度の選挙にかけてます。共産党をのばすしかない」と言いきりました。