2004年6月21日(月)「しんぶん赤旗」
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東京・狛江(こまえ)市長選は二十日投開票され、現職で日本共産党員の矢野ゆたか氏(57)が、自民、公明、民主、生活者ネット、連合東京が推す河西信美氏(前都議)を破り、三選を果たしました。それぞれの陣営を支持している政党間の力関係では一対八(前回総選挙比例票の比較)という基礎力量のちがいをはね返しての勝利です。幅広い市民と日本共産党の共同の力を示した結果です。
同市内の事務所で記者会見した矢野氏は、「草の根の市民のみなさんの力による勝利です」と語り、真っ黒に日焼けした顔に満面の喜びをあらわしました。
矢野氏と「豊かな狛江をつくる市民の会」は、市民とともに市民参加、情報公開を進め、くらし優先の市政に転換し財政を立て直してきた二期八年間の矢野市政の豊かな実績、「誇りと愛着がもてるまちづくり」を目指す三期目のビジョンを訴え、幅広い市民に共感と支持を広げました。
一方、相手陣営は自民、公明が中心にすわり政党の組織力で矢野市政転覆を狙い、石原東京都知事や民主党の小宮山洋子衆院議員、公明党の藤井富雄常任顧問らも投入し、政策そっちのけで「財政問題」を使ってのごまかしの矢野市政攻撃を最後までくり返しました。
これに対し、何としても矢野市政三期目を実現し、「市民が主人公」の市政をさらに前進させたいと、無党派や保守の人、青年など幅広い市民が矢野候補の応援に勇気をもって立ち上がり、草の根での支持拡大の輪が広がりました。
日本共産党員の市長は矢野氏のほか、秋田県湯沢市、岩手県陸前高田市にいます。
(投票率51・83%)
当矢野ゆたか(57)無現
15940
河西信美(59)無新
15804
(開票率100%)