日本共産党

2004年6月12日(土)「しんぶん赤旗」

まど

タブー追及「頂門の一針」


 「議員もマスコミも頂門の一針として読む価値があろう」――。滋賀県の地域夕刊紙「滋賀夕刊」が、「時評」欄で二日連続して、本紙連載「続・ハンナン牛肉偽装 癒着の構図」を取り上げています。同紙代表の押谷盛利氏の署名入りです。

 ○…九日付「時評」では、牛肉偽装事件について「食肉界のドンと中央、地方の政治家との癒着が問われているが、ものごとには常に背景がある」と指摘。日本共産党大阪府議団提案の牛肉偽装事件の徹底究明を求める意見書が自公民などの反対で採択されなかったことを取り上げ、自公民各党が追及しない背景にあるものが問題だとのべています。

 ○…同紙は、その背景について本紙連載(八日付)が「『解同タブー』と解説している」と紹介。本紙連載が指摘した、ハンナン元会長・浅田満容疑者を中心とした「同和食肉利権」の中心に部落解放同盟(「解同」)が位置しているという問題を詳しく引用しています。

 ○…「頂門の一針」とは辞書によると「急所をついて強く戒める」という意味。十日付では、「頂門の一針として、八日の赤旗を読むべし、と書いた」理由をこうのべています。「牛肉偽装に関する癒着の構図について、連載してキャンペーンしている赤旗が、八日付紙面において、解同や同和問題のタブー視を追及しているからである。それは民主主義の原点でもあるからだ」。マスコミなどが「解同利権」をタブーとしてきたことを「戒め」としてほしいという思い。本紙も同感です。(近)


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