2004年6月2日(水)「しんぶん赤旗」
小林みえこ議員は五月二十七日の参院内閣委員会で、「コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律案」の質疑で、映画、アニメーション制作従事者の実態調査と中小のコンテンツ(映像ソフトなどの総称)産業の制作従事者への支援をもとめました。
小林氏は「文化芸術振興基本法」の基本理念に配慮するとの規定について、「文化、芸術活動の表現の自由を守り、自主性、創造性の尊重、その保護と支援」という意味であることを確認しました。
「忍たま乱太郎」などのアニメーション制作現場の劣悪な実態を紹介。動画一枚百五十―百六十円の単価で、新人は月収十万円にしかならず、子どもに夢を与える人々にふさわしい処遇の改善をもとめました。
小林氏はまた、昨年五月にはたの君枝参院議員に約束した制作従事者の実態調査について質問。文化庁の寺脇研文化部長は、「日本芸能実演家団体協議会に依頼し、七―八月に調査し、今年度中に成果を得られるようにする」と答弁しました。