2004年5月29日(土)「しんぶん赤旗」
「三重赤旗まつり」への右翼団体乱入事件で、飯島久司三重県警本部長は二十七日の定例会見で、「乱入を防げなかったという結果を重く受け止め、しっかり捜査していく。この教訓を生かして今後の警備には万全を期したい」と述べました。
原健二警備部長は「三百人近い警察官すべてが会場を取り囲んで警備していたわけではない。(警備態勢が)不適正とは思っていない」としながら、「結果として乱入を許したことは誠に残念で、反省するところはある」と述べ、事件にたいしては「百二十人態勢で捜査しており、あらゆる法令を駆使して検挙・逮捕に努めたい」と述べました。
同事件をめぐっては、日本共産党三重県委員会が県警に抗議と厳正な捜査を申し入れており、近く正式の告訴状を提出します。また、県内の民主団体も連名で、県警に抗議の申し入れをしています。