2004年5月25日(火)「しんぶん赤旗」
細田博之官房長官の運転手給与の肩代わりをしていた日本道路興運(東京都新宿区)が、政治資金規正法で定められている献金の総額制限を超えた違法献金をしていたという本紙の報道に細田官房長官は二十四日、記者会見で言及しました。
本紙(二十四日付)は、日本道路興運の献金の同規正法上の年間限度額は七百五十万円にもかかわらず、自民党の政治資金団体・国民政治協会への献金と細田官房長官の給与肩代わり分で年間限度額を超えると報道したもの。
細田官房長官は、「全体の献金額が限度額を超えれば違反になるが、(私は)受ける側なので知りえる立場にない」と発言。規正法では違法献金をした側も受けた側も罰則規定があるとの指摘には「解釈としては、こういう違反は受ける側に故意があったら当然ですが、(私には)そのような故意はなかった」と弁明しました。