2004年5月24日(月)「しんぶん赤旗」
「人間らしく働きたい」「若者は使い捨てのモノじゃない」―。名古屋市内で二十三日、日本共産党北西地区青年支部と民青同盟北西地域協議会などの共催で「若者の安定雇用を増やすシンポジウム」が開かれました。パネリストは佐々木昭三(働くもののいのちと健康を守るセンター事務局次長)、服部勝之(愛知中小企業家同友会共同求人委員長)、大野宙光(日本共産党愛知県委員会青年学生部長)の三氏。
佐々木氏は「就職難の原因は財界のリストラ戦略にある」と指摘。「大企業には、雇用を守る社会的責任があります」と指摘しました。
新卒者の採用に共同でとりくんできた服部氏は「若者は多くの人と積極的にかかわる努力をしてほしい」とアドバイス。「中小企業はたくさんの雇用はできないが、今後も安定的に採用していきたい」と語りました。
大野氏は自民、民主、公明各党の政策に触れ、「大企業のリストラ人減らしについてまったく触れていない」と指摘。「参院選は青年の願いを実現するチャンス」と呼びかけました。
会場からは「仕事のない友だちがたくさんいる。精神的に落ち込んでいる。受け皿が必要」「個人の能力差をどうみるか」などの発言や質問が次つぎに出されました。
日本共産党の八田ひろ子参院議員は電話で、党の政策を説明しました。