2004年5月24日(月)「しんぶん赤旗」
兵庫県出石(いずし)町長選挙が二十三日投開票され、日本共産党前町議で無所属新人の奥村忠俊氏(56)が、現職町長を破って初当選しました。
奥村氏は北但馬一市五町合併の是非を問う住民団体「一町会」から立候補の要請を受けて告示日五日前に立候補を表明しました。
選挙戦では合併問題で住民の意思を問うことを拒否する現職の中村正永氏(68)と、住民の意思を問うことを求める奥村氏の訴えが大きな争点になりました。さらに独占的に公共事業を進める中村氏にたいして、町議を八期務めてきた奥村氏の「公正無私の人柄」に大きな信頼と期待が寄せられました。
兵庫県内で日本共産党の首長は南光町、福崎町、黒田庄町に続いて四人目となります。選挙結果は次の通り。
当奥村忠俊56無新 三三八八
中村正永68無現 三三二〇
(投票率76・75%)