2004年5月23日(日)「しんぶん赤旗」
三菱自動車のリストラ・岡崎工場閉鎖問題で、日本共産党の八田ひろ子参院議員と柳田孝二岡崎市議は二十二日、名鉄東岡崎駅前で演説。労働者のくらしと地域経済を守るため、国と会社に働きかけていきますと決意と訴えを行いました。
同社は二十一日、「経営再建」策として一万人以上のリストラ案を発表。愛知県内では岡崎工場を閉鎖し、従業員全員を岐阜の工場に配転するとしています。
八田議員は「労働者や地元に何の説明もなく、閉鎖を決めたのは社会的責任を放棄したもの」と強調。オーストラリアの同社工場閉鎖では、同国政府が四十億円の対策予算を決めたことを紹介して、「相談所の設置も含めて、日本の政府も責任をもって対策措置をとるよう、全力で国に働きかけます」と述べました。
客待ちをしていたタクシー運転手は「うちの会社は、三菱と送迎用に十五台も契約しているので、即影響を受けます」「八田さんのいうことはもっともだ」などと語っていました。