2004年5月20日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党大阪府委員会は十九日、子ども虐待問題での府民へのよびかけ「『子ども虐待』を防ぎ、子どもたちの生きいきとした成長のために力をあわせましょう」を発表しました。
「よびかけ」は、一月の大阪府岸和田市での子ども虐待事件以後、党議員団が現地調査や関係者との懇談を重ね、国会や府・市議会で問題点を明らかにし具体的な提案を行ってきたことを紹介。この四月に改正児童虐待防止法が全会一致で成立し、三月府議会で児童相談所の体制整備や財政措置を求める意見書が可決されたことなどから、子ども虐待防止が国民的な合意になっていることを明らかにしています。
地域や草の根でのとりくみや努力に光をあて、行政が支援するとともに、その経験を広げることが必要だと述べ、焦点となっている児童相談所など関係機関の条件整備を最優先ですすめることを提案。子ども虐待の背景にある家庭の困難な状況を克服するとりくみ、子どもの権利条約などの観点からの議論が大切だと述べ、府民的な討論と共同をよびかけています。