2004年5月16日(日)「しんぶん赤旗」
日本共産党と民主、社民の野党三党は十四日、選択的夫婦別姓や非嫡出子の平等な相続などを実現する民法の一部改正案を国会に提出しました。
日本共産党の法案の衆院提出者には石井郁子議員、参院発議者には吉川春子、井上美代、八田ひろ子各議員が名を連ねています。
(1)婚姻の適齢を男女とも十八歳とし(現行法は女性のみ十六歳)、再婚禁止期間を百日に短縮する(2)夫婦は婚姻の際に、夫または妻の姓か、各自の婚姻前の姓を称する(3)別姓の子は、出生の際に父母の協議でどちらかの姓を称する(4)非嫡出子の相続分は、嫡出子と同一とする―など。
法案提出後の記者会見には、日本共産党から石井、吉川、八田の各議員が出席しました。
石井氏は「日本共産党は三党足並みをそろえて衆参でやってきた。若い方々から『いつこの法律は成立するのか。成立しなければ私は結婚できない』とずいぶん言われてきた。国会の果たす役割と責務は重いと思う。成立にむけ頑張りたい」とあいさつしました。