日本共産党

2004年4月23日(金)「しんぶん赤旗」

日歯連

顧問に自民有力者

橋本元首相、森元首相、青木参院幹事長…献金も


 中央社会保険医療協議会(中医協)をめぐる汚職で逮捕された日本歯科医師会(日歯)会長の臼田貞夫容疑者(日本歯科医師連盟会長兼任)が会長就任後、自民党の派閥領袖クラスをはじめとする有力議員を日本歯科医師連盟(日歯連)の顧問にし、多額の献金もおこなっていたことがわかりました。

 顧問名簿には、厚生族議員のボスで橋本派会長の橋本龍太郎元首相や小泉現首相の後見人を自任する森喜朗元首相、参院自民党のドン、青木幹雄幹事長など有力者がズラリとならんでいます。歯科医出身の顧問と合わせ、総数は十六人にのぼります。臼田容疑者は二〇〇〇年四月、両団体の会長に就任すると、政界工作を強力に進めました。

 日歯の広報紙「日歯広報」は、臼田容疑者が森首相と国会内で懇談(同年十月二十三日)した様子や、自民党三役の古賀誠幹事長、亀井静香政調会長、村岡兼造総務会長および野中広務前幹事長との懇談(同年十二月十九日)を大きく報じています。

 臼田容疑者は、こうした自民党有力者とのつながりをさらに強めるため、二〇〇三年四月から日歯連顧問を大幅に増やし、森元首相や亀井静香議員らを顧問に据えたとみられています。

 これらの顧問十六人に二〇〇〇年からの三年間で合計約二億五千万円もの献金をしています。


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