2004年4月6日(火)「しんぶん赤旗」
年金制度の「一元化」をめぐる小泉純一郎首相の国会答弁に納得できないとして、民主、社民両党が先週末から衆院本会議や委員会審議を拒否しているもとで、衆院議院運営委員会の理事会が五日開かれました。
与党側は、六日に本会議を開き、農協法改正案の趣旨説明・質疑を行う日程とともに、本会議での趣旨説明なしに二十本の法案を委員会に付託したいと提案しました。
これに対し日本共産党の穀田恵二議員は理事会に出席し、「与党だけで一方的に新たな審議日程を決めるべきではない」と述べ、日程の設定に反対しました。
また、二十本の法案の委員会付託について、「前回の理事会で与党側も『一方的に付託するのはやめておく』といっていた」と指摘し、本会議の趣旨説明・質疑抜きに付託するやり方に反対しました。
しかし、与党側は議院運営委員会を開き、与党の賛成多数で六日の本会議日程を決定。日本共産党は反対しました。民主、社民両党は理事会、委員会とも欠席しました。
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