2004年4月2日(金)「しんぶん赤旗」
三月三十一日付「新日鉄に立ち向かった5人の共産党員」を読んだ東北地方の女性読者から、同日ファクスで感想が寄せられました。一部を紹介します。
昨日、三十八年間の教職を定年退職いたしました。
いま、「しんぶん赤旗」日刊紙で、「巨大新日鉄に立ち向かった5人の共産党員」の記事を読んで涙がとまりません。
数々の人権侵害に耐えぬいてこられたこともさることながら、定年のあいさつもさせられなかったとは。
私の場合は、幸せだったのだ、とつくづく思わされました。
離任式では校長から身に余る仕事の足あとを紹介いただき、六百人の生徒と保護者の前でごあいさつができ、最後に思いを込めて「LOVE & PEACE(ラブ&ピース)」を歌い、拍手と握手に送られて校門を出ることができました。
夜の送別会では、校長から、教職員組合の一員としてがんばってきたことまで紹介していただきました。私も、たっぷりと時間をいただいて思いのたけを話すことができました。先生方はほんとうに真剣に聞いて下さり、その後の懇親では一人ひとりからいろいろなお話をいただきました。
離任式での最後のことば、「生きることはつらいときもあるけど、味わい深いものです。みんなで元気に生きぬきましょう。そしてまたお会いしましょう。再見!」は、これからのさまざまな運動のなかで出会いたいという願いをこめてのものでした。
さあ明日からは、私の新しい生活がはじまります。まず、日刊紙の配達をまちがいなくやらなくちゃ。