日本共産党

2004年3月31日(水)「しんぶん赤旗」

2月完全失業率

若年男性、12%に悪化

全体は5%の高止まり


グラフ

 総務省が三十日発表した二月の労働力調査(速報)によると、完全失業率(季節調整値)は前月と同水準の5・0%でした。5%の大台に高止まりした形です。特に男性若年層の失業率は悪化の度を増しています。

 完全失業者数は三百三十万人で、一年前の同じ月よりは十九万人減少しましたが、月別では二カ月連続で増加しています。男性は二百六万人、女性は百二十四万人です。

 完全失業率を男女別にみると、男性は5・4%で前月より0・2ポイント悪化、女性は4・5%で同0・1ポイント改善です。年齢階層別にみると、男性は十五歳から四十四歳までいずれの階層も前年同月比で悪化。特に十五―二十四歳層では前年の11・0%から12・0%へ大きく上昇しました。女性は四十五歳―五十四歳層と六十五歳以上で悪化しています。

 男性社員が多い建設業と製造業の就業者数が前年同月に比べ4・6%、3・3%それぞれ減少する一方、女性は雇用者の七割を占める医療・福祉業の就業者が8・4%増加しています。

 就業者数は六千二百九万人で前年同月より十六万人増加。このうち雇用者は同二十四万人増加の五千二百八十六万人。自営業主・家族従業者数は八百九十九万人で同四万人減っています。


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