2004年3月26日(金)「しんぶん赤旗」
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全建総連(全国建設労働組合総連合)は二十五日、不況打開や年金改悪・増税反対、建設労働者・職人の切実な要求実現を掲げて、生活危機突破中央決起集会を東京・千代田区で開きました。
千百五十人の組合員を前に、前田幸太郎委員長は、国会に政府が提出した年金「改革」案について、「『改革』の名に値しない、前代未聞の改悪案。断固として阻止していく運動とたたかいを盛り上げていこう」と強調。建設労働者・職人の生活は、危機が日常化し慢性化しているとのべ、雇用保険制度の適用の改善、元請け責任の明確化を求め、生活と権利を守ろうと訴えました。
集会後、参加者は「団結」と書いた鉢巻きを締め、「公的年金の拡充」「年金の改悪反対」のノボリを林立させ、デモ行進しました。
集会には、日本共産党から、穀田恵二、佐々木憲昭、塩川鉄也、吉井英勝の各衆院議員、はたの君枝、大沢たつみ、西山とき子、八田ひろ子、宮本たけしの各参院議員が参加。はたの議員があいさつしました。このなかで、年金財源に消費税をあてるという議論について、「消費税でもっとも痛めつけられてきたのが建設現場のみなさん。弱いものいじめの消費税で、みなさんの社会保障にあてるというのは本末転倒。大反対です」とのベると大きな拍手に包まれました。
与党からただ一人出席した公明党議員は“年金改正案はやむをえない”と弁解に終始。参加者から「帰れ」「いいかげんなことをいうな」と厳しい批判を浴びました。