2004年3月19日(金)「しんぶん赤旗」
韓国のマスコミは十七日、東京都の石原慎太郎知事と横山洋吉教育長が、卒業・入学式などで、「君が代」を起立斉唱しない生徒が多数いる学校の名前を公表し、教職員を処分するとのべた問題を一斉に報道し、批判が起きています。
SBS放送は、「極右人士である石原が知事である東京都の教育委員会のこのような強硬方針に対し、学生の良心と行動の自由を奪うものだという批判とともに、平和憲法違反だという攻防までに激しくなっている」と報道。
「東亜日報」(電子版)は、「東京都の強硬対応は、普段から国旗掲揚や国歌斉唱に反対する教師らを批判してきた国粋主義的な石原慎太郎都知事の影響が作用したと分析される」とのべています。
「京郷新聞」(電子版)は「卒業式 『日章旗を翻し』」とした特派員電を掲載。「教育現場では『教師に対する圧力を通じ、間接的に学生の良心・行動の自由を奪う』という批判が激しくなっている」と現場の反対の動きを伝えています。