2004年3月13日(土)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の小池晃参院議員(比例候補)と今村順一郎参院東京選挙区候補は十一日深夜、東京・江東区の新東京郵便局を視察し、日本郵政公社が二月八日から導入した「深(ふか)夜勤」制度の実態を調査、労働者を激励しました。
「深夜勤」制度は仮眠時間抜きの夜勤(拘束十一時間)を最大で四夜連続(新東京郵便局では最大三夜)行う過酷なもの。
職場の労働者からの聞き取りでは、橋本忠郵政産業労働組合新東京郵便局支部委員長らが、「二日目、三日目はつらい。長く勤められるか不安です」「遠距離通勤の人の中には睡眠時間を確保するため、自宅に帰らずに山手線の車内で寝ている人もいる」と口々に実情を語りました。
続いて小池、今村の両氏は、間中幸男局長らの案内で局内を視察し、健康対策や休憩設備、人員削減などについて次々質問しました。
視察後二人は、「人間の働き方としてあっていいものかと感じる。こうした労働のありようを正していきたい」(小池氏)、「こんな勤務形態は労働者の命にもかかわり、家族にも影響が及ぶことがよく分かった。野放しにしてはおけない」(今村氏)と語りました。