2004年3月13日(土)「しんぶん赤旗」
高校の教職員でつくる日本高等学校教職員組合(日高教、全教加盟)の第二十回定期大会が十二日、東京都内で始まりました。二日間の日程。
大会は、イラク派兵反対や教育基本法を守り、生かすために高校・障害児学級を前進させる、不況と「構造改革」攻撃から子どもを守り、教育条件の整備を求める――などを重点課題とする運動方針を提案しました。
この大会では、新しく香川県高等学校教職員組合(約二千人)の加盟を承認しました。県高教組が加盟組織を変更したのは、全教結成以来、初めてです。
岡田愛之助委員長は、香川高教組が組合員に信頼をよせ、職場と組合員に依拠した活動をすすめてきたことを紹介。日高教への加盟を決めたことは「困難ななかで奮闘する多くの教職員を励ますもの。子ども・父母、教職員の願いにこたえる運動の前進へともに奮闘しよう」とのべました。
あいさつした香川高教組の安部行洋委員長は、子どもと教育、平和と民主主義をめぐってかつてない困難な情勢に直面するなか、憲法・教育基本法を守り、生かし、子ども・父母の要求を実現する運動をすすめるため、どの全国組織を選択すべきかと組合員に提起し、昨年秋から分会・職場で徹底した討議を重ねてきたことを報告。今年二月の大会で圧倒的多数で加盟を決めたことをのべ、大きな拍手に包まれました。
日本共産党の林紀子参院議員が来賓あいさつしました。