2004年3月9日(火)「しんぶん赤旗」
「国公法弾圧を許さない会(準備会)」と日本共産党、国民救援会東京都本部は八日早朝、社会保険庁職員の堀越明男さん(50)が、休日に自宅周辺で「しんぶん赤旗」号外を配ったことが「国家公務員法違反」だとして不当起訴された弾圧事件の真相を伝えようと、堀越さんの職場のある東京・目黒区の中目黒駅前で宣伝しました。
午前八時前から始まった宣伝には、練馬区の会社員や、「赤旗」配達後に世田谷区からかけつけた女性など、「私も何かしたい」と都内各地から三十人が集まり、ビラくばりの輪に参加。「日本の民主主義を守りましょう」と起訴取り下げ、無罪を勝ちとる運動への参加を呼びかけました。
社会保険庁目黒社会保険事務所の近くにある別所橋前(上目黒一丁目)でも、森美彦・日本共産党目黒区議らが、地域の人や社会保険庁職員にビラを手渡しました。
「私にも話させてくれ」とマイクを握った元社会保険庁職員の男性(77)は、「たとえ国公法があっても、主権者・国民の権利をとりしまることはできない。どうか堀越君の起訴取り下げに大きな力を。職員のみなさんも職場でたたかいを起こしてください」と訴えました。
逮捕後初出勤となる堀越さんは午前八時半ごろ、改札口から姿をあらわし、「こんなにたくさん来てくれてありがとう。頑張ります」と宣伝する人たちと固く握手。元気に職場に向かいました。