2004年3月7日(日)「しんぶん赤旗」
京都・丹波町で鳥インフルエンザの第二の衝撃が走りました。党府委員会の対策本部長として、五日、「地元対応だけでは二十五万羽の鶏の処理は限界。国が前面に出て防疫の徹底を」と、農水相に緊急に申し入れました。
現場第一主義の西山さん。浅田農産船井農場での感染発覚翌日に現地調査にとび、丹波町役場や京都府の現地対策本部、近隣町の養鶏農家を訪れました。関係者や地元住民の思いを胸に、早期解決へ、東京と京都をピストン往復の毎日です。
「家族みんなが幸せに暮らすことができる家族色の政治」を掲げて二期十二年。平和と憲法を原点に歴代八首相の悪政と対決してきた福祉・暮らしのエキスパートです。
「原木から彫刻を彫る」がごとく推敲(すいこう)を重ねた、一月二十三日の参院本会議での代表質問。暮らし、食の安全、若者の雇用…、国民の切実な生活実態をつきつけて迫りました。
京都唯一の女性国会議員としてのライフワーク、乳幼児医療費無料化を要求。保育所の「待機児童」問題では、「都市部の保育所はどこでもいっぱい。廊下でごはんを食べています。お昼寝のふとんは重なりあっています」と追及。自宅を開放し、共同学童保育をした経験が生きています。
「執念の質問で道を開いた」と話題の借換保証制度で、継続・拡充を求めた西山さんに、小泉首相は「来年度も実施していく」と約束しました。
定数二での三選にむけ、四十万得票めざす西山さん。「右手に『しんぶん赤旗』と京都民報、左手には市田忠義比例候補&西山とき子リーフ」を合言葉に、代表質問後、二百人以上と対話を重ね、四十一人の読者を増やしました。
「あなたに会ってパワーをもらった」と返ってくる声のとおり、西山さんは、府民の暮らしを守る命綱。広い京都府をどんどん歩き、党支部とともに、勝利への道を切り開いています。
記事 京都府 足立裕紀子記者
写真 滝沢清次記者
【おもな経歴】 1943年、和歌山県生まれ。京都大学文学部卒。京都市の心理判定員、セラピストとして児童相談は1万件。92年に初当選。厚生委員、懲罰委員長など歴任。現在、経済産業委員、行政監視委員、国民生活調査会理事、映画議連幹事。 |