2004年3月6日(土)「しんぶん赤旗」
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ヤフーBB恐喝未遂事件で逮捕された竹岡誠治容疑者(55)は、創価学会内部で池田大作名誉会長の親衛隊とされる「伸一会」メンバーだったことがわかりました。
「伸一会」は、学会の最高教義解釈書・指導書とされる池田氏著『人間革命』『新・人間革命』の主人公、山本伸一から名前をとったもの。山本伸一は池田氏本人のことです。一九七五年、当時の青年部中枢から選抜して結成、以後五期まで結成されました。九八年八月十六日付聖教新聞によれば、一期(六十九人)には原田稔副理事長、野崎勲、八尋頼雄両副会長ら学会最高幹部が顔をそろえ、竹岡容疑者は二期(六十六人)の第三位に序列されています。
元学会関係者は「伸一会は特別の存在。これに選ばれるのは大変なこと」と指摘。池田氏も同会に「伸一会 断固と勝ちぬけ 将の将」「広宣と 創価の宝 伸一会」(九八年)などの句を贈り、たたえています。
竹岡容疑者は、宮本顕治日本共産党委員長宅電話盗聴(七〇年)の実行犯。同容疑者が九八年時点でも「伸一会」メンバーだということは、創価学会が盗聴発覚後も長期にわたり彼らをエリートとして処遇していることを示しています。