2004年3月5日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田忠義書記局長は四日、民主党衆院議員の佐藤観樹元自治相が同日、議員辞職願を提出したことについて、記者団に、「秘書給与の流用が事実なら辞職は当然だ」とのべました。
佐藤氏が「混乱を招いたから」「国民をお騒がせしたからやめる」といっていることについて、「議員をやめるだけではすまない。事実を本人自ら国民の前に明らかにする必要があるし、民主党としても、ただ議員をやめればいいということにしないで、どういう事実があったのか、きちんと党として責任をもって明らかにすべきだ」とのべました。
さらに、「(社民党の)辻元清美氏の事件や、民主党としても山本譲司氏の事件があったわけだから、自浄作用を発揮して調査をしておくべきだった。辻元事件が起きたときも続いていたわけだから、そういうときにきちんと党としても、それぞれの秘書の実態がどうなっていたのか調べておく責任はあったと思う」とのべました。