2004年3月3日(水)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の不破哲三議長と志位和夫委員長は一日夜、サラ・ハンナシ駐日チュニジア大使の招きを受け、同大使公邸での夕食会に出席しました。
夕食会にはチュニジア大使のほかに、中東・アフリカの七カ国から、アルジェリアのアマール・ベンジャマ大使、ウガンダのジェームス・ボリバ・ババ大使、カメルーンのムベラムベラ・ルジェーヌ大使、ガーナのバフォー・アジェバウア大使、リビアのムフター・モハメド・ファイトゥーリ大使、レバノンのジャアファル・ムアウィ大使、ヨルダンのサミール・イーサ・ナウリ大使が出席しました。また、日本共産党から緒方靖夫国際局長が同席しました。
これは、チュニジア大使が、日本共産党の幹部の話を自分だけではなく、多くの同僚大使にも聞いてもらいたいし、中東・アフリカ諸国の考えや問題を日本共産党幹部に知ってほしい、相互の意見交換をという趣旨で呼びかけたものです。
懇談は、ソファで、ついで食卓で、午後十時すぎまで三時間以上にわたり続きました。
食事の冒頭、ハンナシ大使があいさつにたち、日本共産党は一九七〇年代からさまざまな国際外交問題で一貫性をもって先駆的に対応されてきたことに尊敬の念をもってきたとのべ、外交問題などでの意見交換の機会としたいとのべました。
懇談では、日本共産党の自主性の歴史と今日の課題への対応、北東アジアなどのアジア情勢、イスラム諸国との関係の発展、中東・アフリカ諸国との関係の発展についての党の立場、イラク問題、日本の政局などに関する質問に不破議長らが答え、また各大使から意見や要望がだされました。
最後に、不破議長はお礼のあいさつで、中東・アフリカの新しい友人を得ながら、世界の平和について、有益な意見と情報の交換ができたことを喜び、今後もさらにこうした機会をもち、多面的な交流をつくっていきたいとの希望をのべました。
不破議長は、日本共産党の自己紹介にあたるプロフィルを手渡し、また『チュニジアの七日間』『北京の五日間』を各大使に贈呈しました。