2004年3月2日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党は、参院選勝利めざす「しんぶん赤旗」読者の総選挙時比三割増に挑んでいます。二月度の結果は、日刊紙、日曜版とも全国で前進し、数年ぶりに二万二千四百人余の増勢となりました。全都道府県・三百二十四地区党組織のすべてが、日刊紙・日曜版あわせて前進しました。これも四年ぶりのことです。
自民・公明政権が憲法を踏みにじって強行したイラクへの自衛隊派兵や国民の生存権を脅かす年金改悪などにたいして、国民の不安と怒りが高まる中で、「戦争はごめん。憲法を守ってほしい」「暮らしをなんとかしてほしい」など、対話がはずんで、読者拡大につながっているのが特徴です。対話のなかでは、「共産党の躍進なしでは暮らしも平和も守れない」「こんどの参院選ではなんとしても勝ってほしい」という激励の声も相次いでいます。
先に開いた第二十三回党大会で採択した新しい綱領や大会決議を力に、参院選勝利にむけ三割増をめざす運動の前進にとって重要な一歩を踏み出したといえます。
二月目標を達成したのは十二地区でした。その一つ京都・舞鶴地区では地区役員が「平和や暮らし破壊の政治を変えたいとの市民の声にこたえる党員としての喜び、読者を増やす喜びを味わってほしい」と支部を援助し全支部が読者をふやし、日曜版の二月目標を達成しました。千葉・東葛地区は、76%の支部が読者を増やし、日曜版の二月目標を達成しました。武石英紀・東葛地区委員長は「支部、党員にはすごい力がある」と語っています。
全国の党組織は、二月の結果をうけて三割増の目標をやりぬくために、「全支部が成果のよろこびを、また、全党員が選挙に勝つために、機関紙活動はじめ支持拡大運動に参加しよう」と、決意を固めあっています。
「赤旗」読者三割増運動は、中間地方選挙結果にも好結果をもたらす力となっています。二月二十九日投票を含め今週たたかわれた地方議員選挙で日本共産党は、一市五町に八人が立候補し全員当選しました(無投票を含む。前回比で一増)。
この結果二月度は、定例で五市三十八町(補選は二市)で六十八人をたて六十五人が当選、定数削減のなか前回比二増となりました。議席占有率は7・55%から8・11%へとアップしました。
各議員選挙の得票合計は総選挙比例票の121・6%で愛知・祖父江町は二・七倍、四自治体が二倍以上を獲得しています。前回得票比でも十七自治体が上回りました。