2004年2月29日(日)「しんぶん赤旗」
|
連日、イラク派兵反対などデモ行進の先頭に立つあべさん。一人ひとりの願いを大切にしています。
写真現像チェーン店「写真屋さん45」を不当解雇され、撤回を求めている若者たちとの懇談の席。「青年の雇用問題は私の政治家としてのテーマ。解決に全力をあげたい」と激励すると、若者たちの目が輝きました。長時間労働の一方で、失業と就職難…。「青年の夢をはぐくむのが政治の役割」と、深刻な雇用問題解決に情熱を傾けます。
参院議員時代の二〇〇一年三月、県内の地方議員などの協力も得て調べた県内の公私立高校百八十六校(全体の86%)の就職実態をつきつけ、国会で「若い期待を裏切らないよう雇用対策に万全を」と求めました。
求職中の田中陽基さん(19)=川越市=は「仕事を探すとき、どこに相談したらいいのかわかりません。資格を生かした仕事がしたい」と悩んでいます。こうした要求があることを知った、あべさんは、田中さんらと一緒に、東京・渋谷の若者専用ハローワークを視察しました。「職業相談と訓練、紹介の要望に円滑に応えられる若者専用施設」の実現に力を尽くしています。
あべさんは「現場の実態をつかみ、現場の声を国政に届けよう」と県内の小児夜間救急診療所や児童相談所などを訪問しています。小児救急医療専門の越谷市小児夜間急患診療所では「少子化で採算がとれないなどの理由から、小児科医のなり手がなく、医師の高齢化が進んでいる」と切実な実態が指摘されました。
「若いお母さんにとって、初めての子育てはとても不安。小児夜間救急施設があることによって安心できるんです」。子育て中の父母の苦労に思いを寄せるあべさん。日本共産党が、綱領で少子化傾向の克服に力を注ぐことをうたっていることも紹介し、「安心して子どもを産み、育てられる環境づくりに全力をあげます」とのべました。
記事 勝又 真史記者
写真 野間あきら記者
【おもな経歴】1948年、栃木県小山市生まれ。お茶の水女子大卒。私立高校と公立小学校の教諭を経て、83年埼玉県越谷市議。95年参院埼玉選挙区で当選、1期。文教委員、総務委員、決算委員を歴任。党中央委員。家族は夫と1女。 |