2004年2月28日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田忠義書記局長は二十七日、オウム事件・松本智津夫(麻原彰晃)被告に対する死刑判決について、コメントを発表しました。
東京地裁は、本日、地下鉄サリン事件や坂本弁護士殺害事件など数多くの凶悪犯罪を犯したオウム真理教・松本智津夫(麻原彰晃)被告にたいして、死刑判決を言い渡した。
松本被告らによる殺人テロ行為は、人間の生命も尊厳も踏みにじって深刻な社会不安を引き起こしたものであり、今回の判決は当然のものである。
日本共産党は、オウム真理教による「宗教」の名をかたった無法行為をきびしく糾弾するとともに、捜査の遅れを指摘し、迅速な捜査ときびしい取り締まりを要求してきた。今日、サリン中毒の後遺症に苦しむ被害者に十分な医療や補償がおこなわれていない状況にてらして、政府にたいして十分な対策を講ずるよう強くもとめる。