2004年2月27日(金)「しんぶん赤旗」
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自衛隊のイラク派遣の中止を求める女たちの会(航空連・内田妙子議長、新聞労連・明珍美紀委員長、日本医労連・田中千恵子委員長が呼びかけ)は二十六日、国会内で自衛隊のイラク派遣の中止を求める女たちの集会パート2を開きました。百五十人を超える女性たちが集いました。
冒頭、内田議長が活動の経過を報告しました。「国会では、有事法制関連七法案や国民保護法案の審議が狙われている」と指摘。「粘り強く、あきらめず、自衛隊がイラクから帰ってくるまで声をあげていきましょう」と呼びかけました。
日本国際ボランティアセンターの代表が、ビデオを使ってイラクの状況について報告。参加者からは、「自分の職場や地域で声をあげることが大事」という労働者や、「戦争体験者として見れば、派兵でなく出兵だ」という年配の女性からの発言が続きました。
航空機の客室乗務員をしている女性は、「日本航空と全日空は自衛隊の派遣を拒否したが、法律が変われば拒否できなくなる。民間航空機がテロの標的になり、私たちが戦争に加担することになる。空襲のなかを生き残った母の思いを継ぎ、自衛隊派遣中止の声をあげたい」と語りました。
日本共産党の紙智子参院議員が、「国会では自衛隊派兵が強行されたが、国民の多くは怒っている。こうした運動が世論を励ます。力を出しましょう」とあいさつ。井上美代、小林みえこ、畑野君枝、林紀子各参院議員も激励しました。