2004年2月22日(日)「しんぶん赤旗」
【ベルリン=片岡正明】ドイツの金属労組(IGメタル)と金属産業経営者団体は二十日、難航していた旧東独地域の賃上げ交渉で、二〇〇四年三月から2・2%、二〇〇五年三月から2・7%の賃上げで合意しました。
IGメタルのベルリン・ブランデンブルク地区のクルッパ広報担当官は「旧東独地域で旧西側と同じ労働協約の条件を勝ちとったことは成功だ」と語りました。
IGメタルと使用者側は先にバーデン・ビュルテンベルク州の交渉で同じ賃上げ内容で合意し、旧西独地域では同州合意をモデルに順調に合意が続いたものの、旧東独地域では賃上げ幅が大きすぎるとして使用者側の一部が反対していました。