2004年2月20日(金)「しんぶん赤旗」
「目の前で困っている人に手をさしのべる」。大門さんの信条です。
遊説先の秋田市から、豪雪に見舞われた北海道北見市、美幌町へ夜行列車を乗り継いでかけつけました。
雪の重みで牛舎が倒壊した農家などを一軒、一軒訪ね、訴えに耳を傾けました。さっそく国会で「D型ハウス(倉庫)の倒壊が四百三十一棟。撤去、再建すると二百万円以上かかり、農家はこれ以上、借金できないといっている」と、地域の実情を切々とのべ、特別支援策をとるよう要求。農林水産省は「道とも要望をふまえ対応していきたい」と答弁しました。
小泉政権の「構造改革」で狙い撃ちにされ、破たんに追い込まれた足利銀行(本店・宇都宮市)。大門さんは国会で「債務超過」を通告してきた監査法人に対して訴訟を検討していた足利銀行旧経営陣に金融庁が圧力をかけて断念させていた実態を明るみに出し、地元紙が大きく報じました。さらに地元中小企業の再生支援策で前向き答弁を引きだし、栃木県で中小企業応援の機運が高まっています。
予算委員会では日本が米国債を大量に購入し米のイラク戦争を財政面で支えている実態を追及、一般紙も注目しました。
大門事務所には連日、貸しはがしや下請け代金未払いの相談も持ちこまれます。その一つひとつの解決に直接あたっています。
「広い活動地域を回りながら、地方都市のさびれようには、大型商業施設や大企業の身勝手な進出と撤退による空洞化の深刻さを実感しています。いま政治には、日本列島のありよう、人々の幸せのありようが鋭く問われています」と大門さん。
演説、講演は「ユーモアを交えてわかりやすく話され、勇気をもらった」「型にはまらない話で共産党に親近感をもった」と好評です。その声にも励まされ、日本列島の北半分、一道十県を駆けめぐっています。
記事 内野健太郎記者 写真 野間あきら記者
【活動地域】北海道、東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の各県)、北関東(埼玉、茨城、栃木、群馬の各県)