2004年2月19日(木)「しんぶん赤旗」
志位和夫委員長は十八日の記者会見で、自民党などが準備している「特定船舶入港禁止法案」について、「六カ国協議の合意に反する」として反対を表明しました。
同法案は北朝鮮籍の船舶の入港禁止を可能にするものです。志位氏は同法案への反対理由として、「昨年八月の六カ国協議で、『各国は、情勢を悪化させたり激化させたりする行動は取らない』ということが、共通の合意になっている。その合意に反する」ことをあげました。
さらに、「六カ国協議には北東アジアに関係する国がすべて入っている。ここで本当に実りある成果をあげて、核問題や拉致問題など諸問題が解決されれば、北東アジア全体の平和の枠組みになっていく可能性をはらんでいる。この枠組みでの平和的解決のために努力することがいま何よりも重要だ。そこでの合意を順守する義務が各国にある」とのべました。
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