2004年2月17日(火)「しんぶん赤旗」
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「『安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから』。この平和の誓い、世界の平和のルールの先駆けとして誇りある憲法九条を守り続けます」
十二日昼、被爆地・広島市―。演説の中に、アメリカの無法なイラク戦争と、憲法を踏みにじる自衛隊派兵に反対し、平和を引き継ぐ決意を込めました。
演説を聞いていた入江佳子さん(54)は「民衆の弁護士として弱い者を守る思いが伝わってきます。ぜひ議員になってほしい」と期待を寄せました。
懇談した秋葉忠利広島市長は「来年のNPT(核不拡散条約)再検討会議では、期限を切った核兵器廃絶決議ができるよう思想信条を超えた協力を」とのべました。
十七県に及ぶ広い活動地域。「鳥取砂丘から西表島まで」と表現します。「憲法を守る弁護士」として、環境、労働、人権など活動は多彩です。
一月末、国立ハンセン病療養所・沖縄愛楽園を訪れた時、金城雅春自治会長から訴えられました。「入所者の証言集づくりを進めている。国や県の予算が出るようお願いしたい」。「大切な取り組みです。社会復帰の根っこをつくっていくことは国のやるべきこと。協力したい」と激励しました。
五日に党国会調査団とともに長崎県の諫早湾干拓事業を調査すれば、十四日には干拓事業が中止された島根県・中海の漁民と懇談しました。「開門して海水を入れれば、すぐに潮汐(ちょうせき=しおの干満)・潮流が戻るはずだ」と諫早の漁民。「元の自然の姿に返してほしい。このままでは死んでも死にきれん」と中海の漁民―。「みなさんと心ひとつに取り組みたい」と決意をのべました。
日本共産党の二十三回党大会中から「しんぶん赤旗」読者の連日拡大に挑戦中。十五日にも広島県廿日市市で三人に購読してもらいました。
「十七県のみなさんと力をあわせ、国会でたたかう議席をなんとしても勝ち取りたい」記事 酒井慎太郎記者 写真 縣章彦記者
【活動地域】中国(岡山、広島、山口、鳥取、島根の各県)、四国(香川、愛媛、徳島、高知の各県)、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島の各県)、沖縄県